効果的なディスカッションの進め方を学ぼう!

会議

複数の人が集まって、意見を出し合うディスカッション。1人では思いつかなかった発想を得られたり、さまざまな視点からの考えを聞けたりするメリットがあります。ディスカッションを効果的に進めるポイントを「準備」「雰囲気づくり」「進行」の3つの面から考えてみましょう。

仕込みは念入りに

活発なディスカッションをするためには、事前の準備がとても大切です。参考資料を配布して予備知識を提供する、わからない点があれば問い合わせてもらう、など話し合いをするための基盤づくりをしておきます。これをせずに、ディスカッションのテーマだけ、あるいはざっくりした概要だけを通知し、突然「今日は●●について話し合います」と言っても、なかなか意見は出てきません。

また、どんな成果物を目指しているのか、どの方向に議論を収束させたいのかなど、目指すべきアウトプットがある場合には、それに対する意見を考えたうえで参加するよう、出席者に要請するのもよいでしょう。例えば、2つの新しい顧客管理システムのうち、どちらを採用するかを決めるためのディスカッションであれば、「どう思うか考えてきてください」というより、「どちらのシステムに賛成か、その理由は何かについて考えをまとめておいてください」と、具体的に伝えておきます。

こういった事前準備は、ディスカッションの土台をつくるだけでなく、ある程度道筋をつけることで、大きな逸脱を避けるのにも役立ちます。

ゲームを取り入れてリラックスした雰囲気づくり

安心して自由に意見が言えるかどうかは、よいディスカッションができるかどうかを大きく左右します。最初にちょっとしたゲームをして、リラックスした雰囲気をつくるとよいでしょう。また、会議の途中に、少し体を動かすようなゲームをすれば、気分転換にもなります。簡単なゲームを2つご紹介しましょう。

  • 2つの真実と1つのウソ

かしこまった自己紹介よりも、楽しくお互いを知ることができるゲームです。

出席者に1枚ずつカードを配り、表に名前を、裏に自分の自己紹介として「本当のことを2つ、ウソを1つ」書いてもらいます。司会者は、全員分のカードを集め、その中からカードを1枚選び、書いてある自己紹介を読み上げます。本人以外の全員で、何が本当か、何がウソかを当てます。

  • ロープ結び

座りっぱなしの会議で疲れてきたときにおすすめの、手指を動かすゲームです。

出席者それぞれに、同じ長さのロープかひもを配ります。一定の時間内に、何個結び目をつくれるかを競います。同点の場合、今度は結び目を全部ほどく早さを競います。

「どうも意見が出ない…」というときは、小グループに分けてみる

ディスカッションで、もっとも避けたいことのひとつが、ぽつりぽつりとしか意見が出ない、という状況。初対面の人や、普段ほとんど業務でかかわらない人が多く出席しているときに、起こりがちです。

そんなときは、いったん2~3人の小グループに分けてみましょう。大勢の前で意見を言うのは気後れするけれど、1対1のように相手が少なければ話しやすい、ということはよくあります。また、「話す」のではなく「書く」というやり方で意見を出してもらうのもよいでしょう。「1人ずつ立って、何か話さないといけない……」というだけで、プレッシャーを感じる人も、付箋に書き込んでボードに貼るのであれば気楽に感じるかもしれません。

 

1人で考えるだけでは出てこない視点やアイデアをもたらしてくれるのが、ディスカッションのメリットです。十分な準備と、発言しやすい雰囲気づくり、進行上のポイントを押さえて、効果的なディスカッションを実現しましょう。


参考: